
先端径5、6mmの極細内視鏡を鼻から挿入し食道・胃・十二指腸を高画質の画像で観察します。
口から挿入する胃カメラでは舌の根元で咽頭反射が起き、苦しいことがあります。鼻から挿入する場合は内視鏡が舌の根元に触れないので反射がなく、吐き気をもよおすこともほとんど無く、楽にできます。
検査中は、画面を見ながら、医師と会話が可能で、安心かつ安全に検査ができます。
病変を認めた場合など、必要があれば組織を採取し検査に提出します。ピロリ菌の検査も可能です。
また、血をサラサラにする薬(抗血小板薬、血栓溶解薬など)を服用している方は組織を採取することはできことはできません。休薬をお願いいたします。
鼻孔が狭い方、どうしても鼻からは苦手という方には口からの挿入も行っています。口から内視鏡を挿入した場合は、原則として静脈麻酔を使用します。検査終了後、1時間ほどお休みいただきます。車の運転もお控えください。
経鼻内視鏡の偶発症(合併症)に鼻出血があります。ほとんどが自然に止血される程度ですが、どうしても止血しない場合は耳鼻科での処置が必要となることがあります。